漢方薬

【第2類医薬品】胃腸が弱く、虚弱【小建中湯】 煎じ薬 30日分 30包

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胃腸の調子をよくし、体を丈夫にする漢方薬です。
作用

【働き】

小建中湯(ショウケンチュウトウ)という方剤です。腹痛をやわらげ、胃腸の調子をよくします。また、体力をつけ、体を丈夫にする働きがあります。胃腸が弱く疲れやすい人、ことに虚弱な子供の体質改善に向きます。

【組成】

漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。小建中湯の構成生薬は、下記の6種類です。おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮”、痛みをやわらげる“芍薬”、体をあたためる“生姜”、緩和作用のある“甘草”などが配合されています。そのほか、膠飴(麦芽糖)と呼ばれる“あめ”もたくさん入っていて、これも栄養分の補給になります。

桂皮(ケイヒ)
芍薬(シャクヤク)
生姜(ショウキョウ)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)
膠飴(コウイ)
特徴
小建中湯の“中”は体の中心部である胃腸をあらわし、胃腸を建立し丈夫にするという意味合いがあります。漢時代の「傷寒論」および「金匱要略」という古典書で紹介されている処方です。
適応証(体質)は、虚証(虚弱)、寒証(冷え)となります。
注意

【診察で】
持病のある人は医師に伝えておきましょう。
市販薬も含め服用中の薬を医師に教えてください。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

芍薬甘草湯など甘草を含む他の漢方薬といっしょに飲むときは、「偽アルドステロン症」の副作用に注意が必要です。また、糖尿病治療薬のαグルコシダーゼ阻害薬の副作用(腹部膨満、腹痛、おなら)がでやすくなるかもしれません。併用のさいは注意してください。

飲み合わせに注意..甘草含有製剤、グリチルリチン(グリチロン等)、αグルコシダーゼ阻害薬(グルコバイ、ベイスン、セイブル)

【使用にあたり】
ふつう、漢方薬は食前もしくは食間(空腹時)に飲みます。顆粒は、お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。
もし、かえって食欲がなくなったり、吐き気を催すようでしたら、食後でもよいと思います。
効果のないときは、医師と相談してみてください。証の再判定が必要かもしれません。

【備考】
漢方は中国で生まれた体系医学です。その起源は遠く2千年以上もさかのぼります。そして、日本にも古くから伝わり、独自の発展をとげました。
漢方の特徴は、体全体をみるということです。体全体の調子を整え、病気を治していくのです。ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。このときの体の状態や体質をあらわすのが「証(しょう)」という概念です。このような考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。漢方のよさは、薬そのものよりも、証にもとづき「人をみる」という、その考え方にあるといっても過言でないでしょう。
病院では、服用が簡単な「エキス剤」が広く使われています。これは、煎じ薬を濃縮乾燥させたもので、そのままお湯に溶かすだけで飲めます(一部の専門外来では、生薬のまま調合することも)。現在、小建中湯をはじめ約150種類の方剤が保険適応となっています。

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販売価格  ¥9,900(税込)

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