漢方薬

桂枝加芍薬大黄湯 煎じ薬 7日分

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【働き】

桂枝加芍薬大黄湯(ケイシカシャクヤクダイオウトウ)という方剤です。腹部膨満感をともなう腹痛や便秘に用います。ふだんから便秘がちで、体力のあまりない人に向いています。

【組成】

漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。桂枝加芍薬大黄湯は、主薬の“桂枝(桂皮)”をはじめ、下記の6種類の生薬からなります。おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮”、痛みをやわらげる“芍薬”、便通をつける“大黄”、体をあたためる“生姜”、緩和作用のある“甘草”などが配合されています。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。

桂皮(ケイヒ)
芍薬(シャクヤク)
大黄(ダイオウ)
生姜(ショウキョウ)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)
特徴
桂枝加芍薬大黄湯は、桂枝湯の“芍薬”の量を増やし、さらに“大黄”を加えた処方です。方剤名の由来もそこにあります。漢時代の「傷寒論」という古典書で紹介されています。
適応証(体質)は、虚証(虚弱)、寒証(冷え)となります。
注意

【診察で】
持病のある人は医師に伝えておきましょう。
市販薬も含め服用中の薬を医師に教えてください。

【注意する人】

胃腸がひどく弱っている人、あるいは下痢や軟便のある人は慎重に用いるようにします。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

他の漢方薬と併用する場合は、大黄の重複に注意します。また、芍薬甘草湯など甘草を含む他の漢方薬といっしょに飲むときは、「偽アルドステロン症」の副作用に注意が必要です。

飲み合わせに注意..大黄含有製剤、甘草含有製剤、グリチルリチン(グリチロン等)など。

【使用にあたり】
ふつう、漢方薬は食前もしくは食間(空腹時)に飲みます。顆粒は、お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。
もし、かえって食欲がなくなったり、吐き気を催すようでしたら、食後でもよいと思います。
効果のないときは、医師と相談してみてください。証の再判定が必要かもしれません。

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販売価格  ¥2,310(税込)

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